尾道サテライトオフィス

2016年9月より、広島県尾道市のシェアオフィス、「尾道シェア」で働けるようにしました。

住みたい場所に住んで、今までの仕事を続ける。こんなライフスタイルが実現できるよう、昨年より、COSYではサテライトオフィスを探していました。

COSYはCreative Office SYstemsの略です。社員に如何にクリエイティブな仕事ができるような環境、ワークスタイルを提供できるかというのも大きな課題の一つです。都会では通勤で消耗したり、高い生活費、少ない自然、都会で働くよりも、住みたいところでも仕事ができるはずです。インターネットは働く場所の自由度を上げることができます。いわば、実験的な取り組みです。

尾道はなぜか、古き良き日本が凝縮されたような街です。YouTubeで検索してみると、箱庭的都市、尾道市と紹介されています。特に駅の北側斜面に広がる、斜面の住宅地は車が入れず、迷路のような歩道が縦横無尽に張り巡らされ、多くの昭和の建物が残っています。しかしながら、車道に面していない土地には建築法により新築の家が建てられず、古くなった家が打ち捨てられていました。貴重な昭和の家々がどんどん、取り壊されたり、朽ち果てて行っていました。これではまずいということで、東京からふるさとに戻ってきた、豊田さんを中心に尾道空き家再生プロジェクトが始動しました。

今では多くの若者がUターン、Iターンでこの尾道に住み着き、空き家を再生し、お店を始めたり、事務所にしたり、街を再生し、活気を取り戻しつつあります。

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写真:尾道シェアからの風景と、尾道シェアの入居する波止場の倉庫

尾道がなぜ、懐かしいのかと考えると、坂の細い道のため、車が入れない、住人は歩いて買い物に行ったり駅へ通勤通学で向かう。そのため、どこに行くにも散歩感覚、車に邪魔されることも無く、途中には気軽に立ち寄れる飲み屋さん、ラーメン屋さん、本屋さんがあり、ついつい仕事や学校帰りに寄ってしまう、そんな雰囲気があります。こんな街なので、猫たちも、わがもの顔で路地のあちこちで散歩しています。まさに、昭和の世界です。人と人とのつながりを求める尾道へ移住してきた若者たちの気持ちも良く分かります。

こんな街にある、集合オフィスである、尾道シェアでは、事務所スペースだけでなく、クロスバイクを貸してくれたり、釣り竿を貸してくれたり、仕事以外にも楽しめるよう、配慮されています。仕事や打ち合わせが終わった後、波止場でのんびり釣り糸を垂れるというのも良いかもしれません。

尾道出張時のお泊りはゲストハウス「あなごのねどこ」なんていうところもあります。

これからこの地で何ができるか、これから忙しくなりそうです。

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尾道シェアで初歩ロボットプログラミングの会を開催してきました。

プログラミング初心者でも楽しんでもらえたのかと思います。

尾道に居て、気づくことがあります。町を歩いたり、昼ごはんを食べにお店に入ると、よく、地元の人に声をかけられます。どこか遠くから来たんですか?と声をかけられ、いやいや、そんなに遠くなく、神戸から来たんですけど、生まれはこっちなんですよ。と話すと、あとは広島弁で世間話が続くという感じです。よそから移住してきた人も、これだけ声をかけてもらえると、なじみやすいかもしれませんね。昼間に商店街を歩いていると、八百屋さんや魚屋さんの前で毎日、井戸端会議が開かれているみたいですよ。首をつっこんでみるのも面白いかもしれませんね。

千光寺公園を朝歩いていると、カラスやキジを育てたことがあるというおじいさんが、延々とどうやって飼いならすか、教えてくれました。貴重な知識、ノウハウを惜しみなく教えてくれたけど、育てる機会がやってくるんだろうか。

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