持続可能な開発目標(SDGs) を考えた場合、どう把握して、改善、運用して行くのかということが課題となります。COSYは特にオフィス、学校における紙の使用量を包括的にITを使って把握するためのツールの開発、販売に努めてきております。また、一歩進めて、消費した紙の量に応じて植林を行うことにより、オフセットするという考え方を進めております。具体的には8333枚の印刷用紙が木一本の植林に相当するという指標を元に、植林へと結び付けていくことを考えております。

プリンタ、複合機からの印刷量をリアルタイムで集計することが可能なツールとして以下のツールを用意しています。

1.プリント、コピー枚数集計ソリューション

プリント管理ソフトウエア

支店、営業所を含めた社内全体の印刷量の把握、大学の全キャンパスを含めた印刷量の把握。まず、現状把握ができなければ、削減目標を立てることができません。プリンタメーカーが異なるから集計できないというのは言い訳にしかすきません。マルチベンダ対応のツールを使うことにより、網羅的に紙の使用量を把握することができます。

PaperCut MF

オンプレミスに設置するPaperCut MFサーバにより企業内、学内に存在するプリントサーバやサーバ経由でない印刷や、PaperCut対応の複合機からコピー枚数情報をリアルタイムで集計することができます。

PaperCut Hive

SMB中小企業向け(おおむね500人以下)のサーバーレスのプリント管理システムです。集計サーバはクラウド上にあり、クライアントPCから印刷されるごとに、クラウド上の集計サーバに印刷枚数データが送信され、集計されます。

2.ペーパーオフセットソリューション

プリント、コピーで使用した紙の枚数に応じて植林を行うことにより環境インパクトをオフセットすることが可能です。COSYはSGS Internationalにより厳格な監査を行っている以下のソリューションにより、持続可能なリサイクルシステムを支援していきます。

Printreleaf

米国、コロラド州にある、Printreleaf社が提供するシステムで、ITを使い、自動的に使用した紙枚数から植林する本数が決められ、Printreleaf社が認定した環境NGOを通じて植林作業まで一気通貫に行われます。本当に適格に植林されたかどうかは毎年SGS Internationalによるチェックがされます。

Printreleafを使った環境保全活動への取り組み事例

国内植林プロジェクト

毎年、PaperCutなどのプリント管理システムの運用保守費から、拠出し、国内のFCS認証林に対して植林を行っていきます。FCF認証をとっているということは、自然環境の保全と木材の商業利用の調和をとりながら、持続的開発計画に従って伐採、植林、育成のサイクルが回っていることを示します。