1.BCP計画の必用性

現在、COSYの提供するプリント管理システムは国内150校もの教育機関で使われています。これらのシステムはいったん不具合が発生すると、最悪の場合学校全体のプリンタが使えなくなる可能性があります。もちろん、導入、保守を行っているIT業者側で2重、3重の保護対策はとっておられますが、切り替え時の予期せぬ問題などが出ないとは限りません。COSYの責任として、問題発生時に迅速に対応できるよう、サポート窓口を止めないということが非常に重要になってきます。ここに、主に自然災害、感染症による危機に対してあらかじめ以下のようなBCP計画を策定しておきます。

2.想定する脅威・リスク

<オフィスが使えない>

BCPの想定する内容としては突発的な危機が中心となります。一般的なビジネスリスクとは異なり、50年に一度などの極端な災害などが対象となります。ご存じの通り、COSYの本社の位置する神戸市は1995年1月17日に災害史上最大級の被害をもたらした、阪神大震災に見舞われた過去があります。対象とする起こりうるリスクとしてはこのような災害により、神戸本社が壊滅的打撃を受け、すべての機材が破壊され、物理的なオフィスはまったく機能しなくなる状態を想定しています。また、伝染病により本社オフィスが全く使えなくなることもこの範疇に入ります。

<神戸本社の保守担当主力メンバが入院などにより業務を行えない>

病気、自然災害にかかわらず、担当社員が業務に携われない状況を想定していなければなりません。

3.現在対処ができていることと拡充すべきこと

<バックアップ機能、体制の強化>

  • 顧客環境などを記載したカルテをクラウド上に管理し、自宅からでもどこからでも安全にアクセスできる環境を構築 (現在、BOX 及びキントーンを使用)
  • 見積、請求システムのクラウド化
  • VPNルータを使用し拠点間の通信の安全性を確保:現在構築中 2021年10月までに完了予定
  • 社内人材の多能工化:最低限の知識は事務担当を含め、全員で共有することにより顧客からの問い合わせに対応できるように教育(現在教育中)

広島サテライトでのバックアップ体制を整備

  • 検証用サーバーシステムの二重化:サテライトでも顧客環境を再現できる仮想サーバの構築。神戸から人が移動すればすぐ通常業務ができる体制の構築
  • 神戸からの移動者の滞在場所を確保するため、宿舎を確保。広島側が被災した場合の神戸市の宿舎確保